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教育理念・方針

教育理念・方針 / 養成する法曹像

本法科大学院では、以下に掲げる法曹の養成を目指し、人材養成および教育研究上の目的としています。

社会正義を実現する法曹

人権を擁護する身近な弁護士、世の中の公正を追求する裁判官、社会正義の実現を目指す検察官など幅広い人材を養成します。

本法科大学院は、市民に信頼され、十分な法的サービスを提供できる豊かな人間性を身につけた法曹、すなわち、地域社会における身近な弁護士として、市民の人権、平穏な生活、権利利益を擁護する法曹を養成するとともに、世の中の公正を追求する裁判官、社会正義の実現を目指す検察官など幅広い人材を養成し、市民が安心して暮らせる法的環境の整備を目指しています。

社会の発展に貢献する法曹

企業、自治体、NPOなど、様々な領域の社会活動を支える法曹を養成します。

地域の人々が豊かで快適な生活を実現し、尊厳ある人生を全うするためには、その基盤となる地域経済はじめ地域社会全体の発展が不可欠な条件となります。

九州・山口地域は、アジアの玄関口としての福岡を中心として、多数の優良な地場企業が優れた技術力や人的資源を背景に経済的な飛躍を遂げるに十分な基盤を形成しつつあります。
このような地域経済の基盤となる企業に対して良質な法的サービスを提供できる弁護士を養成していきたいと考えています。

また、地方自治体、NPO等の組織で活躍する組織内弁護士(インハウスローヤー)への期待が高まっています。
本法科大学院は、このような期待にも応えていきたいと考えています。

地域のあらゆる法律問題に対応できる法曹

地域に密着し、地域に通じ、幅広く人々の暮らしを支える法曹を養成します。

福岡など九州・山口地域の中心都市で活躍する法曹には、専門性の高い分野に特化して、高度な法的サービスを提供するスペシャリストとして社会に貢献していく道もあります。
法学以外の専門教育を修得した人材に高度な法学教育を提供し、多様な専門知識や経験に裏付けられた新しいタイプの法曹を社会に輩出することもまた本法科大学院の使命であると考えています。

アジアと密接な関係を持つ福岡の地理的条件から、人々の交流や企業活動は国境を越えて展開しており、今後ますますこの傾向が強まっていくものと思われます。そして、これにともなって九州・山口地域という地域社会にあっても、国際的な経済活動や取引分野に実務法曹として活動の場を求めようとする人々が増加するものと予想され、これらの人々のニーズに応えることもまた本法科大学院の使命であると考えています。